ハーレー ストローカーとボアアップは違うの?3つのステップ

こんにちは!

だんだんと寒さも和らいできました。
シーズン前にきっちり修理、メインテナンスなどしましてモリモリ走れるようにしておきましょう~。動かなくなる故障の修理はとても高くつきます。




ハーレーに乗り出せば、アメリカを感じられる!
トルクの波に乗って走れる!

と、思い乗られる方も多いですよね。
ノーマルのハーレーは思いのほか、トルクが細い。


① 最初のステップアップ
空燃比(空気/燃料の比率)や点火の調整、マフラー…。
いい音。三拍子もこのステップです。

② 次のステップアップは、
カム回りなど、排気量をいじらないホップアップ・強化。

③ 最終段階のステップアップは、
排気量を上げる!


クランク・フライホイールを変える”ストロークアップ”
それに伴う加工も多数あります。


シリンダー内径を拡大した”ボアアップ”
加工は少ない。

ココで本題です。
排気量の上げ方にも二つの方法があります。
排気量は体積とも言えますので、
①径を上げるボアアップ。
②工程を伸ばすストロークアップ。長さというとイメージがつかめますか?
ともに特性が異なります。

ボアアップは回転の上昇とともに力が出てくる感じであります。
ストロークアップはトルク(ねじる力)を増大させます。

多くの方がハーレーに求める、低速・低回転でドコドコ加速する感じを求めるかと思います。
それをさらに求めるなら、「ストロークアップ」です。

ストロークアップしたエンジンを”ストローカー” “STROKER”と呼びます。

フィーリングを文字で伝えるのは無理がありますが、
ごくごく低回転からドカドカドカーーーーっと大股で力強く走るイメージです。
回転は上がっていないのに車速・進む距離がのびます。
流して乗るようなクルージングからスロットルをもうすこし開けると…、
ドガドガドガドガーーーーーっと加速します。
とてもワイルドです!

そのようなエンジン特性を求めている方にはぴったりであります。

逆にボアアップをしてしまうと、回転で稼ぐ形になり低回転時のトルクは思ったほどではありません。

排気量アップに興味ある方に「ボアアップ」した車両に試乗していただいたことがあります。
試乗から戻り、「どうでしたか?」と尋ねると「速いですね・・・。」
曇った表情なので「どうかしましたか?」と、「速いですがちょっと求めている感じとは違いますね。」とのことでした。

好みもあるかと思いますが、多くの方は「ハーレーにトルクを求めている」のを感じた事柄でした。

その方はSTROKERをその後作りました。
初めて乗った時の感想がにっこり笑って、「バイクが勝手に進んでいく感じ!」と興奮して仰っていました。

ぜひストロークアップでアメリカらしさを感じてください。

ご相談はお気軽にどうぞ。

FATECH.