今日は修理について。
オイル経路などに設けられている、ストレーナーです。
ごみやスラッジを保持して、エンジン内に残さないようにする事が目的です。
しかしながら、あまりにもそれらの量が多いと、目ずまりしてしまいます。
オイルには、オイルフィルター、タぺットスクリーン。
ガソリンには、コックのストレーナー、ガソリンフィルター。
などがあります。
オイルフィルターには、目ずまりしてしまうとエンジンは焼きつきますから、バイパス経路が設けられています。
その他のものにはバイパスはありません。
目が細かいほど、詰まりやすいのです。
ガス経路ならば、ガス欠の症状がでます。
オイル経路ならば、オイル供給不足の症状。
例えば、タペットスクリーンですとタペット音が大きくなるなどの症状が出る事があります。
タペットスクリーン
ペットコックストレーナー
何事も根本から見直さなければ、同じトラブルの繰り返しとなります。
ガスタンクの場合は、タンク内部のコーティング。錆が発生しないようにするのです。
タペットスクリーンは洗浄又は交換です。根本まで修理となれば、オイルタンクの洗浄となります。
袋状のタンク類は、一度錆びると処理が非常に大変です。
レストア・カスタムの作業で、溶接部分を切開し、へこみなどを内側より板金で修正、そしてすべての錆をワイヤーやサンド
ブラストで落として、再度溶接により接合、プレッシャーテストをして、ペイントして完了。
あまりにもひどい腐食はケミカルでは取れません。
早めの処置が、ほかの機関への影響を最小限にとどめる事が出来ます。
旧いバイクや中古車を買われたばかりの方、またカスタムでガスタンクを交換した方は、このあたりを確認してみると、よ
いかと思います。
早いもので半年ほどこのFATECH BLOGを続けています。
多くの方から見てます、とのお言葉をいただき誠にありがとうございます。
多くの情報があふれた現代ですが、正しい知識を知ればそんなに悩む事もなく、たのしいハーレーライフを過ごせるはず。
そのような思いで皆様に知っていただきたく綴っています。
皆さまの知識が増えてきて、詳しくなっているのを実感もしています。
安全で快適なハーレーライフを、微力ながら応援させていただきます。