ハーレー ストローカー エンジン オーバーホール 軽量化

こんにちは!

ハーレーの空冷エンジンの見た目に魅了される方たくさんいらっしゃいます。
その乗り味もまた魅了される方たくさんいらっしゃいます。
ほかのバイクにもたくさん乗ってきたけど、下の回転がスカスカで飽きた。嫌になった。
下から(下の回転から)ドカンと来る加速感が楽しい。
音がいい。

こんなお話しよく聞きますよね?
フェイテックにもご相談や具体的に作業なども頂戴いたします。

見た目については、空冷エンジンですので冷却フィンの形状が美しい。特に旧いエンジンはフィン形状が特に美しいです。

乗り味については、ロングストロークのエンジンとショートストロークのエンジンの違いによるところがまず大きいかと思います。
ロングストロークのエンジンはクランクの回転一回転する間のピストンの移動量が大きい・長いです。燃焼時の圧力を長く押すためクランクを回す力が大きくなります。それがトルク(ねじる力)が大きいとなり、アメリカン・マッスルな乗り味になっています。
反対に回転を上げられない特徴もあります。

ハーレーの良さでもあり弱点でもある重いという特徴について。
車両の重さに参ってしまう方は多くいらっしゃいます。
取り回しが苦手、U-ターンが苦手。ワインディングが苦手。
もし軽量化ができたらすごく乗り味が変わります。
ブレーキの性能もアップします。
新しい高年式の車両には難しいですが、旧い車両で軽量化を施していきますと走りは激変いたします。性能が上がってきますと、旧いバイクに乗っているという感覚はなくなってきます。

エンジンのご相談でストローカーにしたい。
と受ける事が多々あります。
ご予算だけでなく、扱えるか?という部分も大事になります。
上記のように軽量の車両に仕上げまして、乗り味の向上も一つの選択肢化と思います。
逆に車重があるままストローカーにしましても、車重に出力が喰われますので思ったほどにならなかったなんてこともありました。

クランクの重さについて。
重いほうが良いという風潮があります。
この件は使用条件や好みの部分が大きいかと思います。
低回転時の安定重いクランク
中高回転時のレスポンス軽いクランク
好みでどちらでも。

鍛造と鋳造クランクについて。
鍛造クランク振動硬い
鋳造クランク振動やわらかい
当方としましては、鋳造クランクを使って芯出し・バランス取りを施してあげることで旧き良きアメリカンマッスルを表現していきたいと考えています。
鍛造クランクで高回転を使った乗り方をしますとあちこちに緩みや割れなどが起きた経験があります。通常の作りではもたなくなり、各部をラバーマウント化したり補強したりしていきました。現行車がそのような作りになっています。

ご依頼・ご相談・ご来店はお気軽にどうぞ。