修理   オイルポンプ 

今日は修理について。

 

 

 

 

 

 

 

 

エンジンにおける心臓である、オイルポンプ。

エンジンオイルは、血液にたとえられるかもしれません。

化学合成油は、粘度指数が高い(粘度・硬さの幅が狭い)ことがいいオイルの条件にもなります。

鉱物油は、粘度指数が低い(粘度・硬さの幅が広い)といいます。

血液もドロドロはNGで、さらさらは良いとされていますね。

一概には言えないのですが、オイルポンプの性能を推し量るのに油圧を計測することで、おおよその性能がわかります。

油圧が既定条件時に、適正幅内にあるか?ということです。

 

適正値より低い場合、ポンプボディにダメージを受けている、ブッシングなどから油圧が逃げているなど。

適正値より高い場合、ラインのつまりなど、行きにくい状態にあるなど。

 

通常はフィード側(送り)に取り付けるので、戻り側を見る事は稀です。

しかし、戻り側がダメージを受けてトラブルを抱えている事の方が、非常に多いです。

エンジン各部を潤滑した後、オイルポンプのスカベンジャー側(戻し)によってオイルフィルターに送られるので、その時にスラ

ッジによってキズつけられてしまう訳です。

 

オイルポンプ  ’80 SHOVEL

 

2011_1124_184745-DSC00350.JPG

 堆積したスラッジ。

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ポンプボディー、スカベンジャー側(戻し)。2011_1124_185054-DSC00356.JPG
ポンプボディー、フィード側(送り)。2011_1124_185144-DSC00360.JPG

 

 

オイルポンプの交換は、頻繁にする事ではないですが、交換する際は綿密な段取りが必要です。

そこに至った経緯を考え、原因を絶つようにしなければなりません。

オイルタンク洗浄など。

 

精査していく事で、様々な事が見えてきて推測することができます。

 

修理後のバイクの様子をイメージしながら、修理・チューンしていきます。

 

 

 

楽しむ為に、最高のひとときのために。