今日はTC96のインジェクションチューニングについて。
現行モデルは`07より全車フューエルインジェクション化されています。
始動性向上や燃費などのメリットは多いですが、お客様のハーレーに対する想いとのギャップがかなりあることもまた事実です。
一般的なハーレーらしさとは
低音の効いた(重低音)
ある程度の音量で
リズミカルなアイドリング
というところかと思います
それらを達成するために必要な事とは
高効率なエキゾースト
正確で力強い点火システム
理想的な空燃比
が必要で、どれかが欠けても達成できず、足りない場合は全体のレベルも下がったものとなってしまいます。
TC88,SPORTSTER,それ以前のモデルのキャブ車においても、全く同様です。
インジェクションチューニングとはそれらを調整、最適化する作業をさします。
点火と空燃比についてですがTWIN TEC TCFI JAPAN バージョンにすることで調整することが可能となります。
空燃比(くうねんひ)又はA/F(エーバイエフ)などと呼び、空気と燃料の比率の事を言います。
メーカー出荷時は理論空燃比14.7対1 付近に合わせてあります。エキゾースト内の触媒が効率良く反応する比率になっています。排気ガス中のCO.HCが少ない付近でもあります。
それに対し、出力空燃比(パワー空燃比)というものがあります。
理論空燃比よりガスが濃い付近にあり、最も出力が出る比率です。
そのポイントに合わせることが一般的に言う「セッティングをとる」というさぎょうになります。
これこそが重要で、エンジンにとって最も良い状態であるから出力が向上するという事です。
それにより
エンジン温度 低下
排気音 力強く、メリハリが出る 低い音となる
スロットルレスポンス向上
トルク増大 スロットル開度減少
メカノイズ、振動減少 など
燃焼エネルギーをより多く回転運動(クランク軸トルク)として取り出すということは、熱や音、振動などになって失ったものをより多く引き出す事となります。
TWIN TEC TCFI バージョン4.3.2を使用してより良いエンジンコンディションをぜひ体感してください。
FATECHでは気軽にTC96 TWIN TEC TCFI の性能が感じられるように試乗車の準備を進めています。
TC96のインジェクションチューニングや、ボディカスタム足回りチューニングなど様々なご提案があります。
ぜひお気軽にご来店ください。