今日はインジェクションチューニングについて。
インジェクションチューニングとは、ECM(エンジンコントロールモジュール)と呼ばれるコンピュータをTWIN TEC製ユニットに交換し、点火時期、空燃比を最適化する事を指して呼びます。
TWIN TECのTCFIと呼ばれるユニットはとても優れていて一度適切にセットアップしてあれば、吸気系や排気系のパーツを変更しても補正され(6~7秒ごとに)設定された空燃比にへと合わさっていきます。
キャブレターモデルのようなドコドコ感あふれる低回転域と、インジェクションならではの高回転域のスムーズさはTWIN TEC JAPAN バージョンならではないかと思います。
多くのお客様はきっかけとして、アイドリングを下げたい。アフターファイアーをなくしたい。といった事を思い、インジェクションチューンをしたいと思う方が多いように感じます。
しかし、実際にチューニングされた方たちはアイドリングの満足感よりも、走りの性能が大きく上がったことへの満足感の事のほうがおおきく、ハーレーの乗り方、走り方まで変わる方がとても多いです。
キャブ車と違い、インジェクション車は空燃比がずれている箇所だけをセッティングできる事もまた、大きな特徴のひとつです。
当然それを繰り返し煮詰めていけば、完全なセッティングができるわけですが、さまざまな条件下を経験してマイナーワークをほどこし、バージョンをあげていった訳です。
最初にキャブ車があり、そこで培ったノウハウが出来、空燃比、点火への知識、など
それらをデジタルなTC96に施して言っているのです。
デジタルをコントロールするのは、アナログなのです。