20年という時間

きょうは20年という時間について。

20年という月日は、大変長いものです。
わたくしがバイク屋に飛び込んだのは、20年前の今頃です。
もちろん今と同じだった訳ではなく、バイクの事に関して何もわかっていませんでした。

十代の私は世間様に背を向け、これで一生行くんだとすぐに決めました。
決断の速さは今もあまり変わっていません。
それによる失敗などはたくさんしてきましたが・・・。
好きという気持ちだけで入ったこの世界。
結果、趣味と仕事の境界線は私にはありません。
過ぎてしまえばあっという間に感じます。
しかし思えば・・・。
技術的な壁。
年齢的な壁。
新たなステップについて・・・。
独立。
親父の他界。
従業員。
家族。
あたらしい家族。
恩師。
店舗引っ越し。
師匠の他界。
さまざまな事がありました。
その時々で気持ちの浮き沈みがあり、手助けしてくれる方がいたり。
何とか乗り越えてみたり・・・。
日本のハーレーシーンの変貌は、この20年ほどで目まぐるしく変わりました。
迷信めいた調整やチューンナップがほとんどだったのが、雑誌の普及によって、
技術ページの普及によって、大幅に改善されていきました。
また、カスタムにおいてはインターネットの普及によって、時間差なく海外の情報が入ってきた事により急速に進化。
それまではと言えば、洋書の販売店に月に1度行って、サイクルマガジンを購入。
いまではFacebookでリアルタイムで情報を共有できる。という進化・発展です。
どちらにもメリット・デメリットがありますが。
ではこれからは?
インターネットの比重がより重く大きくなっていく事は、間違いないと思います。
何度かお伝えしておりますが、日本のハーレーシーンのレベルは世界的に見て間違いなくトップレベルにあります。
たくさんの国から注目されていることからも、お分かり頂けると思います。
一般ユーザー様のつながりでの技術ページなどによって、さまざまな議論などがされています。
しかし匿名であると、責任ある発信とはなかなかならないようです。
私たちショップ側からしますと、間違っている情報が沢山あるな、とまだまだ認識しております。
有益な情報よりも、無益な情報の方が多く感じています。
それを一般の方が判断し、本当を見つけ出すというのは非常に難しい筈です。
Blogよりも簡単な操作で出来るFacebookは実名登録ですから、匿名のサイトよりもより責任がある発信となる筈です。
いい調整やいい結果、それをFacebookなどを使って発信していけばものすごい速さで伝わり、変わっていく事でしょう。
必ずしも速い変化がいい訳ではありませんが・・・。
新たな時代を築いていくのはあなたです。
ぜひ本当の意味でよいものに出会ったときに、あなた発で情報を発信してください。
日本の経済もそのようなことから、変わっていくはずです。

先人たちが築いたものを継承し、あらたな時代を切り拓いていくために。

我々日本人ならではの、きめ細やかな感性をより磨き、研ぎ澄まし、大局でものごとを捉えていけば・・・。
さらなる次の世代へのパスになるのではないでしょうか。
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