今日はローダウンについて。
様々なカスタムの中でも、多くの方が興味を引くカスタムメニューのひとつです。
リアのローダウンをされる方はすごく多いのですが、フロントを上手にされている方が少ないのがとても残念に感じます。
そのような状況ですので、フロントフォークのローダウンやモディファイについて少し。
テレスコピック型又は、セリアーニ型フォーク(一般的なフォーク全般)は、アウターチューブ・インナーチューブ・フォークスプリング・フォークオイルなどの主要パーツから構成されています。
路面からの衝撃をスプリングを使って緩衝し、そのままではスプリングの反力によって伸びあがり、もう一度沈む動きを繰り返してしまうので、ダンパーというものを戻り時・伸び側に作用させています。減衰力と呼びます。
このように伸び側時のみの物を、単動型と言います。一番基本的なフォークといえます。
ローダウンキットを使用しての場合は、1・5~2インチのローダウン量になります。
インナーチューブを交換し、短いチューブに交換すれば短いチューブ分だけ車高が下がります。
同時にその車高に見合ったフォーク移動量(トラベル)と、荷重に見合ったスプリングにする必要があります。
それにより、減衰力を高める必要性が発生します。
おおよその流れはこのような感じです。
もう少し実例ですと、39パイのスポーツスターや、ダイナなどは基本的な流通するアフターパーツで対応できると思います。
GCBセリアーニ43パイ、オーリンズ、などのアフターものや、出たばかりの新型機種。
TC88/TC96の41パイ フォークを3~4インチダウンする。
などは、パーツそのものがないので、特別な加工・処理をしなければ、できません。
そのようなローダウンの時にはぜひ、私どもにご相談ください。
ソフテイルカスタム・スタンダード・ナイトトレインなどの時は、
3インチ以上下げる場合は、キックスタンドも要加工となります。
下がっているけども、フォークの動きがきになるかたは、ぜひ。
ノ―マルの外装や雰囲気だけどなぜか、カッコイイ。
低く身構えたフォルムがスピード感を感じる。
など、ローダウンは何割か増しでカッコよく魅せてくれます。