今日はナックルヘッドについて。
ハーレー初のハイメカ、OHV機構を持つ通称、ナックルヘッド。
ふれこみのとうり、それまでのSV (サイドバルブ)より高い出力をほこりました。
しかし、最初のOHVだけあり、オイル循環や、オイルリターンなど、オイルシステムのトラブルが多かったことも有名です。
WW2・第二次世界大戦にハーレーが誇るOHV は採用にならず(極一部OHV ARMYあり)、SVが採用され、
WLAが大戦に行ったこともまた、有名です。
毎年のようにマイナーチェンジをされ、各部の見直しが図られています。
しかし、現代の交通事情にあうかといえば、ちょっと難しいものがあります。
何人かのナックルオーナーの方がいらしゃいます。
皆様共に、その有機的なエンジンの造形にほれ込んでいます。
では中身はといいますと、主要個所はハーレー純正を使用し、
ウイークポイントにオイル供給を増やしたり、リターンを増量する加工を施し改善しています。
絶版パーツや、脆弱な社外品を、表面処理し数倍の強度と摺動性や、耐摩耗性などを持つ、スーパーパーツに変化させます。
私ども流のHOTROD RULEとでもいいましょうか、
トラディショナルな外観の中に、最新のメカニズム・テクノロジーを落とし込む。
というものがあります。
これらを施したオールドモーターたちは、通常の旧車のエンジン音とはまったく違います。
メカノイズが静かで、
エンジンレスポンスが良く、
とても力強いです。
当時の技術者たちが、成し得なかったモノにふれられたかのような・・・。
とても感慨深いものがあります。
生き物のような造形を持つ外観に惹かれる方、とても多いです。