今日は軽量について。
現在のハーレーはバイクとしては重量級といえるバイクです。
チューンナップしてトルクを太くすることはとてもいいチューンですが、
ムービングパーツを軽くすることは、同様に走りの次元を向上させます。
ホイールのカスタムというとハーレーの場合、ドレスアップとしてのホイールカスタムの方が大半です。
しかし、ホイールもムービングパーツなので、軽ければ運動性能に直結で向上します。
ホイールのみだけでなくタイヤの重量をも含め、バネ下重量(ショックがとりついている下側の重量)が軽ければ、
サスペンションの動きが良くなり、追従性が向上します。
ホイールのリム部が軽ければ、ジャイロ効果が軽減し、バイクの旋回性よくなります。
特に、S字のコーナーでの切り返し時にはカミソリのようにシャープに、バイクが動かせます。
バネ下とばね上重量の差は、15~16倍と言われていますから、バネ下のパーツを2キロ軽くすれば、
ばね上を30キロ軽くしたのと同等の効果が得られる訳です。
スチール製のホイール、肉抜きなしのブレーキローター、チューブ入りタイヤ、
サイドウォールの剛性が高いタイヤ、でかい1ピストンキャリパー、
オールスチールのショックユニット、など。
ハーレーダヴィッドソンの背景を考えれば、これでいいのかもしれませんが、
日本人が日本で、バイクをバイクらしく走らせるためには、もっと肉を削げるはずです。
チューニグもカスタムも、いろいろな面から考察し、多角的に考え、
メリットとデメリット
を理解すれば、おのずと「ある」答えにいきつくはずです。
ホイールだけの事ではないですが、
チューニングにもカスタムにも、ある結果を出すためには一つの方法論だけではなく、
さまざまな方法論があるということです。
その方法論をたくさん持っていれば、より早く、効果的に性能を向上又は、修理、カスタム出来ます。
そんな事があるのを知っていただければ、
より深い楽しみができます。