今日はブレーキについて。
対向ピストンキャリパーは、ダイレクトタッチで効きが良いブレーキシステムです。
2000年から’05あたりまで、純正でも採用されていました。
このキャリパーは、純正としては意外と効くのでパッド交換で激変します。
対向ピストンキャリパーは、ローターに対してのセンターが出ていないと問題が出ます。
タッチの不良
ブレーキ引きずり
パッド偏摩耗
ブレーキ性能低下
最悪の事態はブレーキロックです。
キャリパーセンターだしは、重要な作業となります。
キャリパー交換
ホイール交換
のカスタム・チューニングはショップの力量が問われる部分でもあります。
交換して取り付くのは簡単でしょうが、機能を引き出し性能アップさせるためのチューニングですから、
取り付けた・交換した事によって問題が起きてしまっては意味がありません。
ホイールやキャリパーの交換を行った車両で取り回しが重い・バイクが重くなったなどの症状の方は、
すぐにお近くのテクニカルショップにて診断していただいてください。
もちろんFATECHでも随時受け付けています。
足回りという箇所は、バイクとライダーが乗り、100キロを超えるスピードでも、破たんしないようになっていなければなり
ません。
適正な数値にするために仮組みし、調整し、場合によって製作物を製作し、本組みして、計測後完了となります。
地味な作業の連続でスが、ホイールの転がり抵抗が驚くほどに軽くなり、
ブレーキはかけたときとリリースした時の差が、はっきりと出ますので、
グッと掛け、パッと離し、スーと進むが明確に解り、全ての動きが速く正確に行えるようになります。
FATECHにて製作・カスタム・チューンした車両に乗った方や、押し引きされた方、
「すごく軽いね。」
「ブレーキが効くね。」
「乗ってみたいね。」
などのご感想を頂きます。
見た目・ルックスの向上がカスタムのきっかけ。
カッコイイからハーレーに乗り始めた。
私もそういったきっかけの張本人ですが、
いざ乗り始めれば不具合や性能に対して、不満に思い始めます。
乗り物として扱う訳ですから、乗り味の部分が良くないと、
自分が楽しくない。
となります。
いまの日本、ハーレーを所有している方が多い事はご存じですね。
たくさんの方が乗られているので、ハーレーの情報や知識も以前よりずっと皆様詳しくなられています。
しかし、間違った情報や知識が定説となっているものも、いまだあります。
少しずつですが、私どもが開店した頃と比べても、良い方向に変わりつつあると認識しています。
技術が熟成していくように、皆さまの知識・経験が豊かになり、
「本物」
になっていかれればよいな。と思っています。
長く乗っていくためには、リラックスしておつきあいいただければよいかと思います。