今日は三拍子について。
ハーレーを買われて・所有して、「いい音で走りたい。」というのは、多くの方が求める要素のひとつです。
いい音。
リズムについて、「三拍子にしたい。」というご注文をよくいただきます。
ハーレーの三拍子は、変則的な４拍子だという事は以前に説明したとうりです。
どのようにしたらなるの？
ということですが、低回転時はエンジンの負圧が低く、不安定です。
その状態での点火なり燃料供給なりを、絶対的に安定させる事が、
安定したアイドリングを生み出せます。
点火について
ごく低回転で安定した強い火花と、正確な点火時期で火を飛ばし続けられるもの。
当然、バッテリー電圧も関係あります。
強いスパークのプラグ。
キャブ又はEFIスロットルボディーについて
排気量に見合った、メインボアというものがありますから、
キャブの場合は見合ったサイズのものに変更。
スロットルボディーはokです。
もうひとつ重要な要素、ごく低回転での安定感に２次エアが入ってしまっては、絶対に達成できません。
もちろん２次エアは、走りも悪くしてしまいます。（空燃比の狂いにより）
エキゾーストについて
吸気と同様に、排気量に見合った排気管の径というものがありますので、
排気量に見合ったサイズのものに交換。
オイルについて
フリクションの少ない、高温下でもタレずに強力に油膜を保持するもの。
油圧を保持できるようにする。
ナニナニに交換すればなるというものではなく、様々なチューニング・調整をする事で、
ネガティブな要素のない「三拍子アイドリング」が達成できます。
ぜひご来店の上、お客様自身の五感で感じてください。