きょうはカムシャフトについて。
バルブの開閉をコントロールする役割をするのが、カムシャフトです。
カムシャフト。
カム交換をなぜするかといえば、エンジンの持つ性能をひきだす為。
カムをかえるという事は、バルブの開いている時間。タイミング。ひらく量。閉じるタイミング。
を変更できます。
より多くの空気を取り込めれば、その空気に最適な比率のガスを供給することで出力を向上できます。
ノーマルのカムの駆動方式はチェーン駆動となっています。
チェーンはリンクにガタが生まれ、伸びていく事は皆さんご存知ですね。
その為、チェーンテンショナーと呼ばれる調整機構が必要です。
テンショナーのスライダー部分の摩耗が、点検すべきポイントです。
摩耗が激しくて薄くなり脱落、オイルポンプ破損。
というトラブルの症例は良く聞きます。
それをカム交換のきっかけに、と考えるのも良いでしょう。
また、対策された年式のモデルに乗る方であっても、ギアドライブ化はおすすめです。
強い力でチェーンの遊びを抑え込んでいますから、フリクションロス(摺動抵抗)はかなりのものです。
ギアドライブにすれば限りなくフリーに軽く回転出来るようになります。
TC96&TC88の秘めたチカラを解き放ってください。
TC96でTWIN TEC JAPANバージョンの方はそのままでオーケーです。
TC88のキャブ車の方は、場合によりJETTING リセッティングが必要となります。
おもしろくするためにこだわっていけば、価値ある結果が出ます。
オーナー様の好みをバイクに反映し、オリジナリティーを突き詰めていけばより愛着が湧き、大事にされる事でしょう。
図太い音、太いトルク、力強い加速。
手に入れてください。