TUNING   IGNITION 点火システム

今日は点火について。

点火システムは、チューンナップにおいてあまり重視されないことが多いです。
きっかけとして、三拍子にしたいということでシステムの見直しをする事もありかと思います。
しかしアイドリングはばっちりだけど、走行性が悪いとなれば、システム変更の意味が無くなってしまいます。
いつでもチューンするという事は、さまざまなバランスを取るという事ですから、点火システムだけでは語れませんが、点火システムはチューンナップを考えていく事において、非常に重要な要素となります。
圧力の高い燃焼室内で常に、安定して強い火花を供給し続けなければなりません。
低回転でも、高回転でも設定した点火時期で常に正確にスパークすることが求められます。
排気量が大きく、空冷のハーレーはネガティブな要素が多々あります。
燃焼室容積が大きいので、火が回る時間が長い。
空冷の為に、シリンダーヘッド・燃焼室の温度が高くなりやすく、不安定。
となります。
ですから少なくとも安定した火を供給することは、非常に有益です。
ツインプラグにすることは近年非常に少ないですが、両側から火が回りこむので、火炎伝播速度が速くなり、結果として点火時期が遅く設定できます。耐ノック性にも有効です。
お客様の要望を満たしながら、別の付加価値も与えて、本来のあるべき理想を提供する。
そのような事を目指し、行っています。
三拍子 プラス 走行性能・加速感。
ルックス プラス 性能。
など。
車重やスペースなどに制限の多いバイクには、ほとんど無駄なモノがないです。
限られた状況下でカッコよく、走りの質も向上できたら・・・。最高ですね。
部品を交換すれば変化が起きるのは当然で、性能を引き出すためにはチューン・調整が必要だということが御理解いただきたいです。
調子が安定しない、不安に感じることがある方、お気軽にご相談ください。
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