Over heating. ハーレー オーバーヒート オイル 油圧 化学合成油

今日はオーバーヒートについて。

こんにちは!
梅雨明けで暑いですね!
夕方くらいになっても、モア~とした空気です。東京環七はそんな感じの毎日です。

空冷のハーレーにとってこの環境で、まして渋滞の中ノロノロ運転や極端に信号間の距離が短く、やたらと信号待ちが長い日中と言うのは、とんでもないシビアコンディションなのであります。

何重にもよい条件を重ねなくてはなりません。
よいオイルを入れる。
機械的にクリアランスや調整を煮詰めておく。
風が当たる走りをする。
朝晩の涼しい時間帯に乗る。

やはり、夏と言いますのはなぜか?お祭り気分になりますね笑。
子供のころの夏休みの思い出からなのでしょうか?皆さまもそうですよね?
暑いと分かっていても遊びに行きたくなるわけですから。

ひとつの目安としまして、油圧を計測するのはイイ判断かと思います。
その際、温度管理しながら行いますと、精度が高まりよろしいかと思います。

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しかし、スカベンジャー側(戻り)は油圧計には出ませんので、判断が難しいのであります。

スラッジによりボディがメタメタになっているのがわかると思います。
こうなりますと、摩耗はエンジン内すべてに及びます。
また、鉱物油使用により変質物質が各部にこびりついている点も注目していただきたいです。

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ボディはアルミで傷つきやすいですが、熱処理された硬いギアにも傷が入っています。
そこの隙間から油圧が逃げるわけであります。

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化学合成油はなんでも直す魔法の薬。
ではありません。

鉱物油は冷えているときに硬く、熱くなるとシャバシャバになり油性を失うという特性があります。
熱に弱い。
化学合成油は冷えているときに柔らかく、熱くなっても油膜が厚いという特性があります。
低温流動性、オイル消費少ない、熱に強い。

機械的に修理することが一番であります。
その次に調整を煮詰めて対策(セッティング)、エンジンのイイ状態を作り出す。
そこにいいオイル。
そして、風の当たる走り。
そのような優先順位だと思います。

それでも夏に今まで聞いたことのないような音がエンジンからするようになった。
または、オイルプレッシャーランプがつきっぱなし、またはチカチカついたり消えたり…。
そのような方がいらっしゃいましたら、信頼のおけるショップさんにてお早めに診断して頂いてください。

楽しい休日の為に。

ご相談はきがるに。