今日はストローカーとボアアップについて。
おはようございます!
今日の東京は…、嵐‼ ジャングルのスコールのようです‼
豪雨と雷でえらいこっちゃ。になっております。
ではではいきまっしょ。
お客様とエンジンについてご説明する場面がありましたので、改めて皆さまにも再認識頂ければと思います。
ホットロッドをルーツにするアメリカンチューン。
エンジンを強力にすることをHop up, hopped up、ホップアップといいます。
日本でエンジンを強力にするといえば、ボアアップ。と返事が返って来ます。
ボアアップのほかに排気量を上げるやり方には、ストロークを伸ばすやり方もあります。
話は変わりまして、皆さんはハーレーに乗るとき・買うとき、どんな乗り味をイメージし、求めていらっしゃいますか?
アメリカらしいゆったりとした、太いトルクでドコドコドコ。ドドドドド~。と回転は低めで走るイメージをいだく方が多いのではないかと思います。
ギューんと高回転まで引っ張って回して走らせるイメージの方は、少数ですよね?
話は戻りまして。
ストロークを伸ばすストローカーというチューンはトルク型。
クランクが一回転すると上下に1往復ピストンが動く。その距離を延ばすわけであります。
エンジンの最高回転(クランクの回転・レブリミット)が下がります。回せない・回らない。
長くピストンが押し下げられるので、その力(トルク)を取り出せるので、トルクが高い・厚い。
ボアアップは上記と反対の特性で、回すほどに出力が上がってくる特性があります。
トルク型の反対、回転型のエンジンになります。
低回転のトルク感よりも、回していった時のパワー(仕事量)がもりもり来るフィーリングが強いエンジンになります。
どちらも好みといえばそれまでですが、ハーレーに何を求めるかによって選ばれるべきです。
一般に高回転化されていくと、強度や質量・重量を軽くしていかねばなりません。
そこでEvo.になるときに、鍛造で軽量化されたフライホイールとされたのだと思います。
しかし、多くのヴィンテージ・ハーレー乗りたちは知っています。
shovel head以前のエンジンの感覚が心地よいことを!
オールドモーターとストローカーの組み合わせは最高に気持ちよく、ぜんぜん回してないのにすごくトルクがある不思議な感覚になります。また、軽いクランクの設定だと違ったものになってします。鍛造と鋳造クランクのちがいも同様です。
ゆったりとした気持ちで、スロットルをちょびっと開けますと…、
「ドガドガドガドドドドお~~~」(振動少ない・鼓動感強い)
ワイルドに加速していく。
言葉で伝えるのは、限度がありますね…。
スピードのではなく、楽しさの為であります!
ご相談はおきがるに。