Idling アイドリング 3拍子

今日はアイドリング3拍子について。

ハーレーに乗る方の大半が憧れたであろう、アイドリング。そして3拍子。

 実際には3拍子では無くて、変則の4拍子です。(以前にも書きましたね)

いい音をさせたい。
あのリズムにしたい。
それなりの音量にしたい。

それらは、何かパーツをつければ達成できるものではありません。

吸気。
排気。
点火。

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そして、それらを生かす調整。

すべてがバランスして、良い状態を作り出します。

それらが達成できた状態をステージ1 。

更なるステップアップは、カム周りを変更してエンジンの性能を引き出すセットアップにします。

力強く。
まるで生き物が鼓動しているような…。

そんな特性をお望みなら…。

このセットアップをステージ2 。

走りは激変です。

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更なる、更なるモノをお求めの方は…。
排気量そのものをを拡大いたします。

ストロークアップによる拡大。
ボア・アップによる拡大。

があります。

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それぞれに特性が違います。

アイドリングの3拍子を出すことだけであれば、点火時期の調整で大枠は決まります。
しかしながら、キャブがそのままで未調整。
エキゾーストがそのままでは、いい音にはなりません。

せっかく手にしたハーレーですから、最高の状態をぜひとも知っていただきたいです。

ご注意としましては、エキゾーストのみ変えた状態。
点火時期をアイドリング重視で、遅らせた状態。
などは、エンジンに致命的なダメージを与えます!

アフターファイヤやメカノイズ。
エンジンの発熱が高い。
などの症状にもなっているはずです。

パーツを組み付けることは簡単に出来ると思いますが、
どの状態が適正かわからないと迷路に入ってしまったような状態
です。

もっとも重要な事は、調整だと思っています。
良いパーツや加工。
それらを生かすも殺すも、調整次第という事です。
一見簡単に思える行為も、実は奥が深い…。
見ても習っても、マネできない、そんな領域がある事は事実です。

エンジンの音や、トルク感。
ちょっとした変化に気を配ってあげることが、第一歩かもしれません。
機械の合図を、信号を、言葉を…。
感じてください。

そして、感じたことをプロ・ショップにお伝えください。

ゴールデンウィークも近いです。

素晴らしい休日をお過ごしください。

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