Engine     エンジン

今日はエンジンについて

バイクのそしてハーレーの一番のカッコイイところと言えば、

エンジンですね。



エンジンの調子は如何でしょうか?

カッコイイバイクに乗っていても、調子が悪かったら、だいなしですね。

エンジンの核心である、腰下・lower endについて見ていってみましょう。

ハーレーのクランクはフライホイール(はずみ車)と一緒になっております。

 その為、同義語という言い方もできます。

では、クランクの構成部品を見てみましょう。

ピ二オンシャフト。 

クランクピン。 

スプロケットシャフト。 

コネクティング・ロッド(コンロッド)。 

そして、それらのベアリング。


上記にて構成されています。

2013_0420_151038-DSC04774.JPG

2013_0420_160642-DSC04777.JPG

2013_0420_180600-DSC04778.JPG

そして、特徴的なのはコンロッド.大端部がフォーク状になっている事。 

それから、組み立てクランクの為、調整が必要な事。

2013_0420_195043-DSC04780.JPG
2013_0420_195048-DSC04781.JPG

部分的に修理が出来る。半面、調整が難しいという部分を併せ持っています。

この、組み立ての軸心精度を高められるかが、軽く回るエンジン、長持ちするエンジンの分かれ目になります。

どう調整するかといいますと…。 

リム部分(外周)をハンマーでひっぱたいたり。 

バールでこじって開いたり。 

クランプで絞り込んだり。 

かなり原始的な行為を繰り返していきます。

ダイヤル・ゲージにて測定しながら、マーキング。
そして、上記の作業。
測定。

これらを繰り返し、精度を高めていきます。

0.00 – 2.5/100 mm
とマニュアルではなっております、5/100 mm の車両は良くあります。

TC88,TC96においては、 20/100 mmぐらいの車両もあるそうです。(だから、防振対策に余念がない!)

振れが少なければ、振動は減ります。
驚くほどスムーズに回転は上昇していきます。

そして、ホイールと同様にエンドプレイの測定と調整。
ここも重要です!

2013_0421_132343-DSC04782.JPG

2013_0421_133837-DSC04783.JPG

旧いバイク。そして、この個体のトラブルの根源だったオイルポンプ。
これをケースに加工を施し、組み込みます。

2013_0421_162633-DSC04787.JPG

旧いものに対するあこがれ。 

シンプルなカッコよさ。

いろいろな想いがあるかと思います。

機械ですから摩耗していき、調子を崩していきます。
根本を見直し対応すれば、そう簡単には壊れません。

ハーレーに対する愛情が、長持ちさせる1番の秘訣かもしれません。

最高の状態で、オンシーズンを満喫してください。