今日はエンジンについて
バイクのそしてハーレーの一番のカッコイイところと言えば、
エンジンですね。
エンジンの調子は如何でしょうか?
カッコイイバイクに乗っていても、調子が悪かったら、だいなしですね。
エンジンの核心である、腰下・lower endについて見ていってみましょう。
ハーレーのクランクはフライホイール(はずみ車)と一緒になっております。
その為、同義語という言い方もできます。
では、クランクの構成部品を見てみましょう。
ピ二オンシャフト。
クランクピン。
スプロケットシャフト。
コネクティング・ロッド(コンロッド)。
そして、それらのベアリング。
上記にて構成されています。
そして、特徴的なのはコンロッド.大端部がフォーク状になっている事。
それから、組み立てクランクの為、調整が必要な事。
部分的に修理が出来る。半面、調整が難しいという部分を併せ持っています。
この、組み立ての軸心精度を高められるかが、軽く回るエンジン、長持ちするエンジンの分かれ目になります。
どう調整するかといいますと…。
リム部分(外周)をハンマーでひっぱたいたり。
バールでこじって開いたり。
クランプで絞り込んだり。
かなり原始的な行為を繰り返していきます。
ダイヤル・ゲージにて測定しながら、マーキング。
そして、上記の作業。
測定。
これらを繰り返し、精度を高めていきます。
0.00 – 2.5/100 mm
とマニュアルではなっております、5/100 mm の車両は良くあります。
TC88,TC96においては、 20/100 mmぐらいの車両もあるそうです。(だから、防振対策に余念がない!)
振れが少なければ、振動は減ります。
驚くほどスムーズに回転は上昇していきます。
そして、ホイールと同様にエンドプレイの測定と調整。
ここも重要です!
旧いバイク。そして、この個体のトラブルの根源だったオイルポンプ。
これをケースに加工を施し、組み込みます。
旧いものに対するあこがれ。
シンプルなカッコよさ。
いろいろな想いがあるかと思います。
機械ですから摩耗していき、調子を崩していきます。
根本を見直し対応すれば、そう簡単には壊れません。
ハーレーに対する愛情が、長持ちさせる1番の秘訣かもしれません。
最高の状態で、オンシーズンを満喫してください。