今日は日本の夏について。
昨日、関東甲信越地方は、梅雨明けしましたとのことです。
夏本番ということですね。
そして毎年お伝えしている事です。
日本の夏、そして東京の夏。
とんでもなく暑い!
実際に倒れる方も多くいます。
フェイテックはハーレー専門のバイクショップですから、
ハーレーに於いてこの暑さはどうなの?と言いますと…。
やはり、とんでもなく良くない。
空冷エンジンのハーレーは、走行風のみで冷えているので、その風が弱まったり、風邪の温度が高かったり、
エンジン温度が上がる条件が重なってしまうと、たちまちエンジンダメージとなります。
止まってしまうほどの状況は、エンジンにとってかなり悪いです。
エンジンの応答性や、メカノイズが大きくなってきた、などのその前の段階の症状で対処していただきたいです。
「じゃ~、どうしたらよいの?」
となりますね。
何点か対処法がありますが、今回はオイルから対処する観点でお伝えいたします。
鉱物油と化学合成油というモノがあります。
化学合成油はすべてに於いて、鉱物油より優れております。
油温が90~100℃で鉱物油の油性は無くなります。
化学合成油はもっと高い温度でも耐え得るように、造られています。
HTHS粘度という150℃での油膜厚さを比較する規格があります。
言ってみれば、極限状態での油膜厚さはどのぐらい?という感じです。
当然ながら、鉱物油に分はありません。
この油膜厚さがとても厚いオイルは、このような極限状態(熱い)に強いという事です。
レーシング用やハイパフォーマンスと言いますと、どうしてもハーレーと無縁に感じる方が多いですが、
空冷で排気量の大きいエンジンを持つハーレーは、間違いなくシビア・コンディションに分類されます。
通常はMOTUL 7100を入れている方。
鉱物油をいつも使用している方。
部分化学合成油を使用している方。
MOTUL以外のメーカーを使用している方。
この暑さは、9月一杯ぐらいまででしょうか…。
ぜひとも、MOTUL 300Vに替えることをお勧めいたします。
MOTUL 300V (最上級グレード)
MOTUL 7100 (2番手のグレード)
となっております。
もちろん、万能の薬な訳ではありませんので、空冷エンジンという事を意識した走り方を心がけてください。
間違っても、長くアイドリングさせて駐車したりなど無いようにしてください。
昨日の暑さで、さっそく不調のご相談をいただきました。
驚くほど変わる、オイル交換をぜひ体験してみてください!
素晴らしい休日、素敵なハーレーライフの為に。