今日はいたずらBABY.について。
みなさま、お休みいかが明日ごしでしょうか?
すっかり暖かいを越して、暑いという感じであります。
そんな中、組み上げたエンジンのならし運転で、毎日バイクを走らせまくっております。
旧いエンジンのモデルというモノはとても手のかかるものであります。
熱を入れ過ぎないようにするのが、キモになります。
調子も上がってきて、納車も近いなというところで、日取りの打ち合わせをし、最終の試乗をしていてあと少しで店に着くというところで、彼はやってきました。
表題の彼、いたずらBABYです。
走らせていた車両は’68年の車両。
鉄シリンダーにこの暑さは応えるのであります。
あと少しで到着というところで、カンカンカンとロッカーカバーに共振した音…。
経験から、暑さによって油圧が下がりタッペット音が鳴っている…。
そんな判断をしましたので、すぐに停車。
15~20分休憩、冷ます感じです。
再度エンジンスタート。
カンカンカン…。
まったく変わりません…。
しょうが無いので2キロ程度なので、押していきます。
日頃のトレーニングが生きます笑。
店に到着。
2時間ほど完全に冷やします。
再度エンジンスタート。
カンカンカン…。
まったく変わりません…。
いろんなことがわたくしの頭の中で計算され始めました…。
もはや、他の仕事が手に着かない…。
そんな状況ですのでフル回転で考えるのであります。
簡単な場所から確認していきます…。
もしや…。
簡単な原因でした。
油圧ユニットです。
油圧ユニットのスプリングがロック。
プッシュロッドがガタガタに遊んでいた…。
そうまるで、いたずらBABY.がしかけたようにロックしています。
ストックしていたユニットに交換して、エンジンスタート。
いつもの聞きなれた、ハーレー・サウンド!
ッということで、無事に納車となりました。
ここ数日暑いので、オーバーヒートの疑いがある車両は十分注意してください。
すばらしい休日を。