今日はスポークホイールについて。
以前にもスポークホイールについてお伝えしましたが、ちょっと違う角度から。
スポークホイールは、リム、ハブ、スポークで構成されます。
ハーレーのスポークホイールは、40穴(40H)です。
車重があるため、多くのモデルで採用される36穴(36H)より多い本数の設定になっています。
純正のスポークは、スチール製亜鉛メッキ仕上げです。
湿度の高い日本ではすぐ錆びてしまいます。
ガレージ保管の方でも、くすみなどが出てきて残念に思われている方も多いでしょう。
そこで、ステンレス製スポークに交換するのは良い提案かと思います。
耐食性が高いので、美しい外観をキープします。
同時にカスタム感や、乗り味について向上させたいとなれば、リムをアルミ合金製のモノに交換すれば、
外観だけでなくバネ下重量軽減によって、運動性能が向上します。
ハーレーらしく金属感を高めるように、ポリッシュ仕上げとしたり、
引き締め効果を狙いブラック仕上げとするのも定番ですね。
もう一段上のカスタムなら、ワンショット・エナメルペイントによるピンラインを入れるのもお勧めです。
スポークホイールは部品が分割しているので、それぞれをお好きなようにセットアップできます。
そこも魅力の一つですね。
カスタムやチューニングの世界では、アップデートやアップグレードなどという言葉がよく出てきます。
その名のとうりの意味で、後期型化や上級化ということです。
古い車両に新しい技術を入れるという意味で使い、FATECHでもよくそのような作業をしています。
ホイールハブを2000年以降のシールドボールベアリングのモノを使用するプランです。
リムはエクセル
スポークはステンレス
ハブは’00アップモデル用
径方向、軸方向0・2~0・3ミリの振れに仕上がりました。
古い車両に新しい技術をとりいれ、仕上げていくことによりメンテナンス頻度や部品のライフをのばしたり、
それまで達成できなかった性能・乗り味を手にする事が出来ます。
とても素晴らしい事ですね。