今日はカムについて。
カムについて。
エンジン内には、さまざまな個所にカム形状は使用されることがあります。
一般的にカムといえば、カム・シャフト。動弁系の一部をさします。
フェイテックでは。
ステージ1 吸気・排気・点火システムなどの交換と調整。
ステージ2 カム交換など。
ステージ3 エンジン本体のチューンナップ。
ストロークアップ・ボアアップ・メカニカルチューン・ハイコンプレッション化など。
と、しています。(おおよそ)
本題の、カムそしてカム交換です。
ステージ2 なりますから、前段階のステップのチューンが前提にあります。
そして、その効果も大きいです。
カムの働きって?カムって何?どこにあるの?
そのような方が大半かと思います。
では先日の、カム交換の作業より…。
‘94Evo.
ロッカーカバーをばらしていきます。
年式的な問題から、トップエンド(シリンダーまで)のガスケット交換までしてしまいます。
この年代のオリジナルは、紙製です。
メタル製(金属)に交換し、経年の劣化とエンジン剛性のアップを図ります。
鉱物油を長きにわたり使用している為、ガム状に変質した物があちこちにいます…。
可能な限り取り除いていきます。
ちなみに…。ゴシゴシとしないと取れないので、フラッシング的なケミカルはほぼ効かないと思います。
場所はここに入っております。
そのカムシャフトの軸受けのベアリングは、かならず交換になります。
過去に何台か、このベアリング粉砕による、エンジン損傷がありました。
あたらしい軸には、新しい軸受けを。
そして、この個体のトラブルのおおもと。
タペットです。
JIMS製のタペットを使用します。
いつものように、ギア径を計測し、バックラッシを計測・調整します。
ギアとギアのガタの事です。
バックラッシが大きいと、カチカチ音。
バックラッシが小さいと、うなり音。という形でトラブルになります。
どんな作業も、はやく。そして安く。
出来るとは思いますが、結果がマイナスに行ってしまうのであれば、考えを改めなくてはなりません。
フェイテックでは、1つずつ確実に進めていく方針であります。
その為多少お時間を頂戴することもありますが、
何卒ご理解くださいますようよろしくお願致します。
8月に入りましたね。
夏も中盤。
メンテバッチリのハーレーで、最高の夏、そして夏休みを満喫してください!!